「ブータン山の教室」を観て
2021年6月15日(火)【店主閑話】
映画「ブータン山の教室」を尾道で観てきました。バスを降りた後、7日間歩いてようやく到着する標高4,800mにあるルナナ村が撮影場所です。主にヤクを飼育して生計を立てている。
国民総幸福のブータン政府方針のもと、村の学校にやる気の無い教師の卵が派遣されるが、子供達の学習したいという情熱にアオられて、いつか青年教師も・・・。ま、政府の音頭を取る「幸福」とは何だろうという副題(いやこちらが主題かも)もあるのですが、神々の住むという雪をかぶった高山を背景に唱う「ヤク」に感謝する歌も素晴らしい。子供達は全員、現地の子供とのことで、これがまた初々しい。
主役の教師の卵は結局オーストラリアに歌手を目指して渡り、シドニーのカフェで誰も聴かない「ビューティフルサンデー」を空々しく唱っていたところ、急にルナナを思い出し「ヤク」の歌を唱い出したところでエンドマークでした。
私はFM放送のゴンチチの番組で、日本人のソウルと言って宮史郎の「女の道」が突然流れてビックリしたことを思い出しました。