高知の「ひょうたん桜」
2018年3月28日(水)【店主閑話】
愛車が大過なく車検を通ったのを記念して土佐の高知まで出かけました。片道4時間の旅です。
主目的の樹齢400年と言われる藪椿の巨木「しゃくじょうかたし」は残念ながら枯死していましたが、現地で落ち合った高知のお客さんのご案内で「ひょうたん桜」と中越家の枝垂桜を見学して廻りました。
嶺北と言われるこの地域は山高く谷深く、家々は川や国道から数百メートルも羊腸の急坂をよじ登った斜面に開けています。周りは茶畑が段々に。仁淀川を挟んだ対面も同様の段々畑があり、そこでの生活環境の厳しさを思うと何だか粛然たる気になります。だから高知には酒豪が多いとは案内してくださった方の弁です。
そのような山の斜面に「ひょうたん桜」は五分咲きほど明るく咲いていました。地元の人が大事にされている様も窺えて嬉しくなりました。つぼみの形がひょうたんに似ているのが命名の由来ですが、近くにある桜のつぼみもよくよく見れば皆々、ひょうたん形に見えて・・・。また来年も桜見物に来てみたいと思うほどの所でした。鬼が笑うので取敢えずですが・・・。